このページを訪れたおぬしは青汁が冷え性対策に効くという噂確かめるためにやってきたのではないかのう?確かにわしも時々青汁が冷え性の症状を改善させるというもんを見かけたことがある。
青汁の効果・効能でも触れておるんじゃが、最近は宣伝広告のために「カラダの悩みは青汁でなんでも治る!」と煽る(あおる)風潮があるから簡単に信じてはいかんぞ!
そもそも冷え性ってなんじゃ?
わしの国、モンゴルの冬はびっくりするぐらい寒い。日本の北海道を楽に凌ぐ寒さなんじゃ。じゃからわしの后(きさき)から「私冷え性なのよ~」というフレーズをよく聞かされるんじゃ。しもやけなんかに発展することもあるんじゃな。
わしとこの后もそうであるように冷え性といえば女性に多く、手足が冷える、というイメージは伝わってくるんじゃが、実際の何をもって冷え性ってことになるんかのう?「敵を知り、己を知る」がわしのモットーじゃから、まずはWikipediaで調べてみたぞ。
冷え性(ひえしょう)は、特に手や足の先などの四肢末端あるいは上腕部、大腿部などが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚される状態のことである。
(中略)
血行障害(Poor blood circulation)、特に末梢血管などでの障害により生じることがある。一般的な特徴として、身体全体には寒さを感じないが、四肢など部分的に冷えを感じることが多い。
なるほどのう、つまり冷え性は感覚のことであって、特に医学的に定義された病気ではないということじゃな。
そういうことじゃから原因は千差万別みたいじゃな!
代表的な冷え性の原因はこんな感じじゃよ!
- ホルモンのバランスが崩れておる時
- 栄養失調
ホルモンのバランスが崩れたり栄養失調に陥るときは野菜の摂取が足りておらんケースが多いのは事実じゃ。
青汁が冷え性に効く、という説はおそらくこの辺から発展しているようじゃな。ちょっと遠回りな理屈じゃが、まんざら嘘でもないような気がしてくるのう。
野菜にもカラダを冷やす野菜と温める野菜があるんじゃぞ!
だからといって冷え性に青汁じゃ!となるのはまだ早いぞい。実は同じ野菜にも人間の体を温めるものと冷やすもの、二種類あることを忘れてはいかん!
いくら青汁に含まれている緑黄色野菜の栄養価が高いとはいえ、それが体を冷やすものばかりだったら意味がないじゃろ?
体をぽかぽかにしてくれる野菜たちじゃよ
ポイントは赤い野菜や土の中の野菜なんじゃ。
- とうがらし
- これはわかりやすいな!辛いもの特有のカプサイシンが身体をポッカポカにあたためてくれるぞ!食べ過ぎは注意。
- しょうが
- 風邪の時に飲む生姜湯が有名じゃな。
- にんじん
- ごぼうやレンコン、山芋などの根菜も同じような効能があると言われておるな。
- たまねぎ
- 血液サラサラ、血行の循環を促進することで体を温めてくれんるんじゃ。
- ねぎ
- 特に白い部分が血行を良くしてくれるんじゃよ。
体を冷やしてしまう野菜たちじゃ・・・
冷え系の野菜は緑の野菜や温暖な地域・季節の野菜に多いぞ。ということは・・・
- 生キャベツ
- これはキャベツに限らず身体を温める野菜でもそうなんじゃが、生のものは基本的に体温を下げやすいぞい。
- セロリ
- セロリの食物繊維はとっても身体にいいんじゃが、身体を冷やす以上夏向けじゃな。
- ホウレンソウ
- ほうれん草は身体を
- ケール
- そう、青汁の主成分になるケールは冷える野菜の代表なんじゃ!
- 大麦・小麦
- 麦類も同じように陰性(カラダを冷やす作用が強い)と言われておる。
青汁フリークのわしとしては伝えにくい部分なんじゃが、わしのサイトとよそのサイトの違いはウソをつかない正直なところじゃからここははっきりしておくぞい。青汁では冷え性改善を期待しにくいということなんじゃ。
わしの結論として青汁の得意分野はあくまで野菜不足・栄養不足の改善によるダイエットや血糖値改善のサポートと考えて欲しい。冷え性に悩む方は市販の生姜湯などをおすすめするぞい。